イベント概要ブルガリア国民議会議長一行をお迎えしてのお茶会@神楽坂”志満金”
11月17日(土)、ブルガリア共和国から来日された国民議会議長一行をお迎えし、神楽坂の老舗、鰻割烹「志満金」にて、お茶席のおもてなしをいたしました。UIA(裏千家インターナショナルアソシエーション)は、「一碗からピースフルネスを」の理念に基づき、茶道の国際化を推進する組織で、今回ご協力頂いたのはUIA有志の方々です。先日9月22日(土)、国際芸術家センターが主催した駐日ブルガリア大使夫妻を招いてのお茶席の際には、すべて英語でのレクチャーを行いました。その丁寧で行き届いた英語での対応に駐日ブルガリア大使が感心され、この度、参議院議長の招待により来日するブルガリア議員団にもぜひ同じ経験をというオファーを頂いたことから、実現する運びとなりました。
夕刻、議員一行が志満金に到着された際には、長旅でのお疲れのご様子も見られたのですが、静寂の中での茶道の説明にしずかに耳を傾けられ、後半の実際に和菓子とお茶を召し上がってもらう段になると、進んで椅子から降りて正座をされる方もおり、興味津々のご様子でした。
お茶席では、和菓子の後にお茶をいただくのですが、皆さま黒文字を上手につかって季節の練り切り菓子を召し上がられ、次にメインとなるお茶をいただきました。
お一人お一人運ばれてくるお茶を、緊張されながらも作法にしたがい、お隣の方への「お先に」の一言も添え、召し上がりました。
和菓子は甘く、少し苦味のあるお茶によく合いますね、と感想を述べられていました。
お茶席が終わると、ブルガリア議員団一行からUIA有志の方々へブルガリアの小さな人形のプレゼントがあり、感謝の言葉を頂きました。そして全員で記念撮影。皆さま満足のうち志満金を後にされました。
日本のお茶席は、ただその場にいるだけでも独特の雰囲気を味わうことはできますが、実はそれだけではなく、掛け軸やお花、器、お道具類、亭主の所作などにも客をもてなすための意味があり、一期一会の精神を体現しているという奥深さがあります。これはやはり雰囲気だけでなく、一つ一つ言葉で説明して初めて理解してもらえるものですので、通り一遍のお茶席に参加されるよりも深く納得していただけたものと思います。
私共のささやかな文化交流の活動が平和への寄与となることを願って、今後もUIA(有志)の方々と協力しながら各国の方に向けてお茶席を続けてまいります。
ブルガリア共和国国民議会議長一行の皆さま、ありがとうございました。
※今回はブルガリア語の通訳が同行されましたので日本語での実施となりました。
主催:参議院
協力:NPO法人国際芸術家センター(IAC)、裏千家インターナショナルアソシエーション(UIA)有志
日時 | 〜 |
場所 |
神楽坂 志満金 |
開場 |