【IACについて】
設立の経緯
NPO法人国際芸術家センター(International Artists Center)は、国際文化交流を通じて平和に寄与する目的で1960年に設立されました。名前の由来は、設立メンバーに舞踊家が多かったことから、芸術交流で国際平和に貢献したいと名称に「芸術家」と入れました。
原点は、創設者たちの広島での被爆体験にあります。1945年8月、広島に原爆が投下され、奇跡的に命をとりとめた木村秀夫(3代目理事長)は、同じく被爆した妻の舞踊家古月澄子、義妹で舞踊家の古月峰子(2代目理事長)とともに、世界の人々が二度とこのような目に遭わないよう、原爆の悲劇と平和への祈りをテーマにした舞踊劇、「ノー・モア・ヒロシマズ」を創作、公演しました。1952年の事です。
その後、1960年に民間団体として国際舞踊研修所を設立、当時から交流のあった各国在日大使館の舞踊だけでなく色々な分野の芸術を扱ってほしいという要望で「国際芸術家センター」という名称にいたしました。そして、2006年にNPO法人に移行しました。
会の運営は国際交流、文化交流に親しむ個人の会員によって支えられてきました。特定の政治団体、宗教団体とは一切関係ない民間団体です。
NPO法人への移行後は、60年以上になる活動で築いた各国大使館や国内外のネットワークを軸に、舞踊、音楽、食、アート、国内外の祭りや伝統行事などを通じた様々な文化交流事業を実施し、国際相互理解を深める活動を行っています。
IACよりメッセージ
今や、私たちは、異なる文化に暮らす人たちのことを知りたければ、瞬時に情報が得られる、そんな時代に生きています。こんな中で、「IAC-国際芸術家センター」の役割は、人と人とが、実際に交流しながら互いに理解しあっていく、そんな機会を提供することではないかと考えています。
IACの設立者たちは、戦争の悲惨さを訴えることから、一歩踏み出し、世界中の人たちの相互理解に役立ちたいと、当時、民間団体が掲げるには立派すぎる「国際」という大きな冠を付け「国際芸術家センター」としてIACをスタートさせました。そして実際に、当時から、世界各国の芸術家とのワークショップやパフォーマンスなど、生で体験することを大切にしてきました。
今のIACのプロジェクトは、芸術家だけが対象でなく、どなたでも参加できます。視・聴・嗅・味・触の五感、そして心で感じることも加えて、感覚を総動員してIACで異文化体験をしてください。国籍、人種に関係なく、もっともっと人が好きになる、そんな文化交流をIACはこれからも続けていきたいと考えています。
代表理事
金屋輝美
Message from IAC
We live in an age when we can know how people of different cultures live in an instant. Living in such a fast-connecting society we believe that International Artists Center (IAC)’s role (mission) is to offer opportunities for people to understand each other by interacting in person.
Taking a step forward from sheer denouncement of the misery of wars, the founders of IAC started off the organization under the name of “International Artists Center” with the will to help enhance mutual understanding among people from different countries. Although the name bearing the iconic word “International” then sounded a little bit grandiose for one private entity, we have cherished the concept of having experiences of live performances, workshops etc. conducted in cooperation with artists around the world since its foundation.
Current IAC projects are not only for artists. They are open to everyone. Please come join us to get a feel of different cultures with all your heart, making the most of your five senses: see them, hear them, smell them, taste them and touch them! IAC will continue offering such cross-cultural exchanges that people will get to like each other more regardless of their nationality or race.
Director-General
Terumi Kanaya
【IACの活動】
活動目的
文化交流を通じて国際相互理解を深め、平和に寄与する目的で活動をしています。いかなる政治団体・宗教団体にも関わらない民間の組織です。
活動内容
設立当初は各国の芸術家との交流事業が中心でしたが、その後変遷を経て、現在は幅広い国際交流の活動をしています。各国大使館との長年の信頼関係を軸にし、文化交流を目的とした大使館との共催イベントを多く実施しています。会員向けに年2回(春・秋)会報誌「風流(ふりゅう)」を発行しています。
今後の活動
60年近くになる活動で築いた各国大使館や各国とのネットワーク、信頼関係をいかし、多彩な事業の魅力をさらに発信し、個人の方々に加え、企業、団体の皆様との協力も得て国際的な文化交流事業を実施し、支援を広げることです。また各分野の経験豊富なスタッフが協力体制にあります。
特に地方創生が叫ばれる今日、地方自治体の国際交流を通じての地域振興に力を入れています。
メディア掲載実績
・2007年11月2日 東京新聞 「アラスカで平和の舞」
・2007年11月9日 東京新聞 「アラスカで友好の演奏」
・2008年2月19日 東京新聞 「エストニアの華麗な舞 民族舞踊団が公演」
・2008年8月21日 広島の子供たちをエストニアのお祭りに派遣し取材を受けました。 エストニア現地のウエブサイト記事
・2009年10月29日 東京新聞「エクアドル料理学ぶ 食で国際交流」
・2010年3月23日 朝日新聞 「ウズベキスタン料理作って交流」
・2014年1月 ニッポンドットコム 駐日ペルー大使とのインタビュー記事内 「ペルー産キヌア料理を体験~「食」を通じ大使館員と市民が交流~」
・2015年6月 ジャパンタイムズ「南房総市 海女祭りの記事」
・2016年2月 ニッポンドットコム 「東京の大使館で「お茶会」ブーム 女性が主役となり友好促進に一役」
団体概要
名称 | 国際芸術家センター(International Artists Center) |
設立 | 1960年 |
NPO法人設立 | 2006年 |
事務局所在地 | 〒108-0074 東京都港区高輪4丁目1-19-105 |
NPO法人設立 | 2006年 |
電話&Fax | Tel 03-3440-7400 Fax 03-5272-6020 |
メールアドレス | info@iactokyo.jp |
代表理事 | 金屋輝美 |
理事 | 川﨑 知 |
理事 | 澤田 晃 |
理事 | 高田桃子 |
理事 | 古賀玲子 |
理事 | 石井和美 |
監事 | 丸山有一 |
※2021年10月現在
歴代理事長紹介
五代目(代表理事) 金屋輝美 在任 2010-現在 ![]() |
四代目 山口 洋一 在任 2006-2009 ![]() |
三代目 木村 秀夫 在任 1971-2000 ![]() |
二代目 古月 峰子(本名美禰子) 在任 1961-1970 ![]() |
初代 下中 弥三郎 在任 1960-1961 ![]() |