2016年10月25日(火)、今年最後の「大使館でお茶を」はバルト3国の1国、リトアニア共和国大使館で行われました。第11回目となりました。
リトアニア共和国と言えば、ナチス・ドイツの迫害を逃れてきた多くのユダヤ人にビザを発給した杉原千畝氏が有名です。
氏のポスターが大使館のなかにも貼られており、今でもリトアニアと日本の友好のシンボルです。嬉しいですね。
麻布十番から少し歩き、閑静な住宅街に入るとリトアニア共和国大使館があります。
本日のホスト、そしてプレゼンしてくださるのはリトアニア共和国大使夫人のガリナ・メイルーニエネ(Galina Meiluniene)さん。
やさしい笑顔の素敵な女性です。日本文化に関心が高く各地のお祭りなども訪ねていらっしゃるそうです。
館内にはさりげなく紅葉の飾り付けなどされており、そのおもてなしの心配りに感激しました!
まずはレセプションルームにて、IACより挨拶、参加者の方々の自己紹介に続き、ガリナさんのお国紹介が始まりました。
リトアニアは1991年に旧ソ連から独立を果たしましたが、中世にはリトアニア大公国として栄えた歴史の古い国です。
また、多くの湖が点在する自然豊かな国で、ガリナさんも子供の頃から自然と親しみ育ったとの事。
日本と同じような神道的な考え方があり、色々なものに生命が宿っていて、日本でいう妖怪のような存在もあるとのこと。
また琥珀がたくさん取れるとのことで、5時間かけて淹れる琥珀のお茶というものもあるのだそう。どんな味なのでしょうね。一度味わってみたい!
お国紹介のあとは軽食を囲んでの懇親タイムです。
リトアニアのミックスハーブティーに、リトアニアの伝統的なペーストリーであるキビナイ、そしてビーツと白インゲン豆のサラダ。紅がキレイです。
デザートはツィスターという粉糖のかかった揚げ菓子で、これはクリスマスイブに頂く特別なお菓子だそうです。
どれも素朴で美味しいものでした。皆さんリトアニアの味を楽しみながら、思い思いに歓談されていました。
歓談が一息ついた頃に、今日のホストであるガリナさんにIACからプレゼントをさせて頂きました。
加賀水引きの祝い袋です。
前もってガリナさんのお好きな漢字をお伺いしていました。ファミリーを何より大切にしているガリナさんの思いが伝わりますね。
短い時間でしたが、リトアニアに対する知識が深まり、またもや行きたい国が増えてしまいました。
ガリナさん、心のこもったおもてなしをありがとうございました。今回も楽しい時間を過ごせました。
次回は1月末、クロアチア大使館でお会いしましょう。。
写真撮影者: 藤倉明治(写真家、日本写真家協会)