前アルメニア共和国特命全権大使グラント・ポゴシャン氏と行く 　春のハチュカルミニ散歩

お待たせいたしました！！久しぶりのリアルイベントの開催です。

今回皆様におしらせするのは、この春から始まる新しい企画「Your counry’s cultural footprint in Japan ～街中にある外国文化の足跡を訪ねるミニツアー～」の第1回となります。

アルメニアの、古代から続く石の祈りのモニュメント“ハチュカル”を、前アルメニア共和国特命全権大使グラント・ポゴシャンさんと一緒に訪ねます。

アルメニアのクロスストーンとして知られるハチュカルは、十字架とともにさまざまな紋様が彫刻された石づくりの記念碑で、その歴史は古代まで遡る古いものです。その象徴性、精緻な職人技はユネスコの無形文化遺産にも登録されています。ハチュカルは祈りの記念碑であるとともに交流や友好の碑でもあるもので、日本には二つあるのですが、そのうちの一つ、ICU（国際基督教大学）の構内にあるハチュカルを訪ねます。そこでポゴシャンさんからハチュカルが建てられた経緯や歴史や文様について、くわしく楽しくお話を伺いましょう。そのあとは武蔵野の自然に囲まれた広々としたキャンパスをお散歩するのも良いですね。近くには広大な緑地を有する野川公園や自然観察園などもございます。

IAC-国際芸術家センターでは、コロナ禍以来、長らくリアルイベントを開催することができておりませんでした。皆さまと直接顔を合わせられる企画はスタッフにとっても待ち遠しいものでした。今回は屋外での散歩企画となりますので、比較的安心してご参加いただけると思います。お話上手のポゴシャンさんと春の楽しいひとときを過ごしましょう。

皆様のご参加をお待ちしております！

 

【グラント・ポゴシャン氏プロフィール】

前駐日アルメニア共和国特命全権大使。1953年アルメニア共和国生まれ。1970年モスクワ大学数学部入学、同大学で修士号取得後ソ連科学アカデミー・コンピュータセンターにて博士号を取得。モスクワ大学及びエレヴァン工科大学(アルメニア)の教員職を経て、1987年8月から1年間国際基督教大学(ICU)の客員教授となり、初めて日本に滞在する。1991年、ICUの専任教授に就任。2012年3月に同大学を退任するまでの22年間、日本国内では同大学の様々な役職を務める一方で、日本の経営者向けのグローバル人材育成のプログラムの立ち上げをはじめ、日本の一市民として国際交流協会及び国際化委員会の役職、日本・アルメニア協会の理事などを引き受けるなど、研究者、教育者の枠を超えた幅広い活動を行ったことで知られる。2015年5月、アルメニア共和国大統領命令で氏が駐日アルメニア共和国特命全権大使に任命され2022年3月まで着任。大使在任中に国際芸術家センターとの協力で文化イベントを多数実施。